ソファの悪

ソファは悪です。

極悪です。

　

優しい顔をして、

『どうだい？疲れただろう？座っていったらいいじゃないか。ゆっくりしなよ。』

と言ってきますが、

そんな優しい顔をした悪魔です。

　

ソファってやつはフカフカで体を優しく包んでいるので、

10分~15分くらい、それも頭ももたれてゆっくりする分には天使ですが、

たとえば仕事終わりに帰ってきて夕飯を食べたあとにソファもたれてTVを観ているなどすると悪魔に早変わりします。　

じゃあ、なぜソファは悪なのか？

以下で解説していきます。

　

ソファの悪①骨盤が後傾する

”骨盤が後傾する”　なんて専門家っぽい言い方をしましたが、

ようは、「背中が丸まったまま長時間いるのは良くないよ」ってことです。

　

ソファってやつは、背もたれを使うと背中が丸まるじゃないっすか。

背中をピーンと伸ばしたままソファを利用する人、あんまいないじゃないっすか。

背もたれを使わないで座った場合でも、座面がフカフカなので

どうやったって骨盤が後ろに倒れてしまいます。

　

そうすると、『ハムストリングス』という太ももの後ろ側の筋肉が縮みます。

そうすると、立った時にもハムストリングスが伸びにくく、背中が丸まったままで立って不良姿勢になって・・

てな感じになってしまいます。

　

ソファの悪②内臓を圧迫する

やはり、ソファに寝転ぶと背中が丸まるので、今度はお腹側が圧迫されます。

夕飯後には身体は消化に全力を注ぎたいわけです。

なのに、お腹側を圧迫されてると、消化に全力を注げないわけです。

そうすると消化不良になって、あんまり消化できてない状態で寝て・・。

地獄です。

　

ソファの悪③じつは首がずっと疲れる

ちょこっとなら大丈夫なんです。

でも、夕食後ってたいていTVを観たり、スマホやタブレットをいじるじゃないですか。

背もたれにもたれたまま首を起こす態勢が数十分～数時間続きます。

首についてる胸鎖乳突筋（きょうさにゅうとつきん）や斜角筋群（しゃかくきんぐん）が、首を起こしてるとキレられるくらい疲れます。

ほんとは疲れてるんです。首も。

　

じつはクルマの座席も悪

おなじように、ラクを追求した結果、

クルマの座席も体にとって悪となっています。

クルマの座席は、たいていフカフカです。

そして、背もたれは浅めになっており、これも骨盤後傾（背中が丸まる姿勢）になっちゃってます。

クルマに乗るときは直角～100°くらいをお勧めします。

いや、ホントにです。

　

まとめ

ラク・幸せを追求した結果、

人間に悪害をもたらしているものがたくさんあります。

良いような、悪いような・・。

どうやら人間は、多少苦しんでたほうが良い生活が送れるようです。

でも、間違って捉えないでください。

苦しみを取った方が良い場面はある特定の場合だけです。

あとは、できるだけ幸せにラクに生きたほうがいいです。

「仕事で苦しみを取っている」は、大きな間違いです。

明日は、「仕事で苦しみを取るとどうなるか」をお話ししたいと思います。

　

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