筋肉痛ってなんで起こるか知ってますか
衝撃的事実です。
『筋肉痛（delayed onset muscle soreness:DOMS)』
は、nande okoruka wakaranai!!
が正解です。
目次
筋肉痛なんで起こるの論争
長年の研究において、
なんで筋肉痛が起こるの？→これじゃん！？論争
が引き起こされてきました。
候補としては、
①筋トレをしたあとに出来る乳酸なのでは・・
②筋肉がけいれんしているんではないか・・
③筋肉や近くの組織が怪我してるからじゃないか・・
があります。
たくさんの「じゃないか！？」論争の末、
現在では③「筋肉や近くの組織がけがしてるからじゃないか・・」
が一番の有力候補のようです。
筋肉痛の起こり方
筋肉痛が起こる発生機序は以下の通りです。
１．筋トレして筋線維のなかの筋節ってとこが壊れる
２．筋小胞体などの膜が壊れる
３．カルシウムイオンが筋小胞体の膜から流れ出る
４．そのカルシウムイオンがミトコンドリアに蓄積してエネルギーが出来るのを邪魔する
また、カルシウムイオンは酵素を活性化させ、細胞たんぱく質を分解する
５．膜損傷と筋たんぱく質の分解が相まって、炎症反応が起きる
６．自由神経終末（痛覚）を刺激して、痛みの感覚をもたらす
・・分かりにくいですね。
結局、こんな感じです↓
筋肉痛はなぜ起こる？
筋肉の中のちっちゃなのが壊れる
↓
炎症が起きる
↓
腫れたり痛みが出たりする
ということでございます。
筋肉痛はこれをすると痛みが強くなる
筋肉痛が欲しいみなさん。
朗報です。
これをするとさらに筋肉痛を感じられます。
◆ 日常的に使われていない筋肉を使った激しい運動
◆ 伸張性運動をより行う運動
（たとえばダンベルを肘を曲げて持った状態からゆーっくり伸ばす運動）
逆に、筋肉痛をあまり感じたくないよーって方は、
こちらをお試しください。
◇ 運動を始めてから最初の5-10日の運動日数では、ゆっくりと運動を開始する
（筋肉が運動に「適応」する）
運動を繰り返すと筋肉痛になりにくくなるのは、なぜ？
これには３つの有力な説があります。
（結果、これだー！の答えは出ていない）
①神経説・・
筋肉痛が起きる最初の運動のときにはちょろっとの筋肉しか使っていなかった。
「筋肉が損傷されるとは！」という危機感から、
次からはもっと多くの筋肉を使うようになるため。
②結合組織説・・
「筋肉が損傷されるとは！」という危機感から、
次からは結合組織が増加して筋肉を保護するから。
③細胞説・・
「筋肉が損傷されるとは！」という危機感から、
筋線維を修復するための新しいタンパク質の合成が誘導されて
筋線維への負担を減らすから。
※すべて仮説ですし、どれか一つが起きているわけでもなさそうです
筋肉痛が起きたらどうしたらいいの？
①RICE
Rest・・レスト＝安静
Icing・・アイシング＝冷やす※文献によって逆効果ともいわれる
Compression・・コンプレッション＝圧迫する
Elevation・・エレベーション＝上げとく
これらが有効です。
まず、Rest＝安静にして、Icing=冷やして腫れを減らして、Compression＝圧迫することで腫れや痛みを軽減させて、Elevation＝上げといてあまり血液が流れないようにして、腫れをさらに軽減させます。
つまり、組織の損傷が治るまで優しくしとこーぜってことです。
②非ステロイド性抗炎症薬を使う
非ステロイド性抗炎症薬＝アスピリンとか、イブプロフェンとかです。
痛みの軽減に役立ちます。
でも、使いすぎると胃への刺激になるのでおススメしません。
僕は、非ステロイド性抗炎症薬については、不必要な薬だと思っています。
まとめ
筋肉痛は、あまり好きではない方が多いかもしれません。
しかし、筋トレをする上では避けては通れない（ことが多い）ものでもあるかな・・。
嫌い嫌いといわず、「筋肉痛がきたし良い運動が出来たか。」くらいの気持ちでいてもらえたらと思います。
それでは、また。
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