NO.12 心理学 記憶のメカニズム

ヨネカワ治療院です。

カラダの施術を行う上で、痛みの発生がココロから来るものもあると感じており、
ここ最近は心理学を学んでいます。
どうせ勉強するならと、心理カウンセラー資格を取得しました。
おさらいもかねて、ここで投稿していきます。

記憶

記憶とは良いものであり、
また、ときには悪い作用も発揮するものです。

たとえば良き日のことを思い返せば、
いまの心が晴れ、笑顔になりますが
忌まわしき過去を思い出せば
いまでも腹が立つこともあるでしょう。

もし、忌まわしき過去を思い出して
苦しんでいるのであれば、
その忌まわしき過去を上手に処理してあげることで
苦しみから逃れられることもあるでしょう。

今日は、『記憶』について学んでいこうと思います。

1.記銘(コード化)

「記銘(コード化)」とは、
記憶の過程の
一番はじめの段階です。

さまざまな感覚から得られた情報は
記憶に残らなくても残っても、
まずは「記銘」という作業が行われます。

この記銘は情報の重要度・好感度によって
成功率が変化します。

たとえば勉強。
・楽しい勉強をしているのか
・つまらない勉強をしているのか
その時の感情によって記銘の成功率は変わってきます。

また、記名を行ったときと
環境が同じだと、
記憶が再生しやすいようです。
これは、『気分依存効果』や『文脈依存効果』とも呼ばれています。

2.保持

まずは記銘です。
記銘=情報をキャッチした
ということです。

そして次に「保持」が行われます。

保持は、
”記銘でキャッチした情報を持っていられる”
ということです。

いわゆる
”記憶する”
という言われ方をするものですね。

保持は、
「リハーサル」という作業を行うことで
長期の保持=記憶する が可能になります。

リハーサルとは、
何度も何度も繰り返し覚えようとする
ということです。

これは努力が必要ですよね。
また、あまりにも衝撃的だった事柄に関しては
記銘してから何度も繰り返しすぐに思い出してしまうため
長期の保持をしやすいのですね。

3.再生

勉強した事柄などは
保持まで出来ていたとしても
「再生」が出来ないと意味がありません。

いわゆる
”アウトプット”
の段階です。

必要なときに、
「あれ、覚えたはずだけどすぐ出てこないなぁ・・」
になってしまう場合は、
再生がうまくいっていません。
改善するには、繰り返し再生していくしかありません。

また、アウトプット(再生)をすることが
より強固な記憶の保持につながることもわかっています。

4.応用編「系列位置曲線」

人間の記憶は
最初と最後に聞かされたものが
記憶に残りやすい傾向があるようです。

それを
「系列位置曲線」
といいます。

ですのでもし記憶をしておいてほしいなと考える事柄は、
最初と最後に伝えるのがベストです。

5.応用編「精緻化リハーサル」

人間が記憶の定着を目指す「リハーサル」ですが、
記憶をしやすくするリハーサルの種類もあるようです。

その名も
「精緻化リハーサル」。

たとえば
単純な単語を覚える(=維持リハーサルという)よりも
その単語をストーリーだてて覚えるほうが
記憶の保持は強くなります。
これが、「精緻化リハーサル」です。

6.フラッシュバルブ記憶

前にも述べましたが、
強烈な印象や衝撃のある事柄に関しては
かってにリハーサルが繰り返され
長期記憶となる場合があります。

それを「フラッシュバルブ記憶」といいます。

人間は残念ながら
楽しかったときの衝撃よりも
悲しかったときや苦しかったとき、
憎しみのときのほうが衝撃が強く、
その分、記憶に残りやすい傾向があります。

むかし、生命が生き残るために
危険なことに敏感であるための
機能とも言えたのでしょうね。

今となっては人間は(とくに日本人は)
ある程度、命は保障されています。

しかし、そういった社会で
あまり使わなくなった類の本能部分も
都合よく消えてはくれません。

まとめ

「記憶」という事柄は
これからの生活でもとても大切なことです。

勉強で覚えなくちゃならないことがあるとか
昔のつらい記憶はどうして消えないんだとか

そういったものに対する
対策の筋道として
この知識が役に立てばと思います。

では、また。




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